裁判傍聴から人生を学ぶココロノトモのブログ

傍聴した裁判から学んだ事、考えた事をまとめています

自分勝手がすぎる人にとって都合がよい社会になってきている

犯罪者は、つまり自分勝手がすぎる人だと思っている。

 

犯罪か犯罪でないかは、法律が決めることだし、その法律も変わっていくし解釈や社会情勢で犯罪のラインも変わる。

 

犯罪者とそれ以外がきっちり分かれていてイメージしている人が多いようだが、その境目はグレーだ。

 

なぜこんなに産まれたばかりの赤ちゃんを放置してしまう女性が増えたのか。それは誰もがスマホを持つ時代になり、流されやすくて目の前で起こっている問題を適切に対応することが苦手な普通の女性に、自分勝手がすぎる男がアクセスしやすくなったからだ。

 

自分勝手がすぎる人が自分の欲望を果たすためのコストが低くなった。

 

以前は、自分の欲望を果たすための相手を探すのにかけていたエネルギーとお金で何十人、何百人へとアクセスでき次々と欲望を果たせてしまう。場合によっては必要なお金は、ほぼゼロの場合もある。

 

これは、今までそういった自分勝手がすぎる人にアプローチされなかった人たちが新たな被害者として生まれてしまうことになる。

 

新たにアプローチされてしまう層の中でも、大きな被害を受けてしまうのは流されやすく、キッパリ断ったり適切な助けを求めるのが難しい弱い立場の人だ。

 

最悪のパターンの一つが、望まない相手な子供を妊娠し産まれるまで対処も出来ず産まれた赤ちゃんを放置してしまうこと。

 

その赤ちゃんの親としての責任は五分五分なはずなのに、刑事責任を取らされているのは女性だけ。

 

サービスや技術が発達し、自分勝手がすぎる人にとって、ますます欲望を満たしやすい世の中になっていくし、そのしわ寄せは弱い立場の女性側だけに刑事責任を追わせる形で歪となる。