裁判傍聴から人生を学ぶココロノトモのブログ

傍聴した裁判から学んだ事、考えた事をまとめています

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

裁判官の人事異動の時期

開かれる裁判が極端に少なくなる時期がある。 人事異動がある時期4月前半は、開かれる裁判の数がかなり少ない。その関係で、3月末までに判決を出してしまおうということだと思うが3月末は判決が多くなる。 その他、お盆の時期も裁判官が交代で休暇をとるため…

傍聴人の顔ぶれと傍聴の意義

裁判の傍聴は誰でも出来るがどんな人が多いか。 まず、裁判は平日の10時位~16時位で昼休憩は12時位~13時位。 普通に土日休みで仕事をしている人は、まず傍聴出来ないのだ。 傍聴常連の顔ぶれは、ほぼリタイアしたおじいさん。家にいても奥さんに迷惑がられ…

認知症の症状としての性犯罪

性犯罪は、メディアでは規制により、取り上げられる機会が少ないため、どんな事件が起きているのか、性犯罪の実態や加害者がどのような人物なのか、など私達が目に触れることが少ない。 裁判傍聴を何度かして、一番驚いたことが性犯罪がこんなに起きているん…

性犯罪被害者の年齢

性犯罪事件の被害者について、被害者特定事項の秘匿といって被害者の氏名等特定出来てしまう事項については公開しない措置が通常とられる。 そんな中、なぜか被害者の年齢はだいたい分かることが多い。多くは10代、20代の被害者だが、過去に50代、60代の女性…

大食い選手権出場者だった窃盗犯

前回、女性の犯罪についての記事で、女性の被告の罪名は覚せい剤取締法違反か、常習累犯窃盗(要は窃盗を何度も繰り返しているということ)だと書いた。 cocoronotomo.hatenablog.com 過食症で異常に食べてすべて吐くため、吐くための食べ物を買うのがもった…

女性の犯罪について

刑事裁判の被告はほぼ男性である。 裁判の傍聴をしていて体感としては女性は5%くらい。 以下犯罪白書では15%くらいになっているが、被告女性の罪名は、 覚せい剤か常習累犯窃盗(要は窃盗を何度も繰り返しているということ)なので、この15%の中には裁判…

裁判傍聴の悪影響

裁判傍聴を続けると、「物事の最悪のパターン」の事例が自分の中に蓄積されていく。 幸い、過去に大変な事件に巻き込まれたことはないが、事件を多く見聞きすることで、疑い深くもなる。 先日、海外に旅行に行く際に同僚からの荷物を預かって持っていっても…

投資詐欺の手口

罪名「詐欺」の裁判を傍聴すると一定程度「投資詐欺」の内容に当たる。 今回傍聴した裁判も投資詐欺だった。被害者の一人が証言したが、何だかスッキリしない。 被告にお金を渡して一部しかお金が戻っていないのに、様子が被害者っぽくないのだ。 被害者証言…

だまされるメカニズム

振り込め詐欺のニュースを見る度に大半の人が「なぜこんなのにだまされるんだろう」と思っているはずだ。 実際に振り込め詐欺の裁判も何度か見た。 周知のとおり、大半の被害者が高齢者。すぐ支払い可能な現金を持っているということや、息子を心配する親ご…