裁判傍聴から人生を学ぶココロノトモのブログ

傍聴した裁判から学んだ事、考えた事をまとめています

ベトナムで気付いた日本人の野生センサーの脆弱さ

先日、コロナ後初の海外旅行でベトナムに行った。

早速不思議なことが起こったので書き残しておく。

 

ベトナムに到着し、日本から予約していた長距離バスを空港内の指定場所で待っていると、私の行き先も集合時間も知っているようなそぶりを見せたスタッフを名乗る男性が来た。

 

空港近くのバス事業所まで車で行く必要があると言う。

 

長距離バス予約時、ほとんどの長距離バスが空港からではなく、近くのバス事業所でないと乗り降りが出来ないことは知っていたので「なんだ、大型バスが空港まで来るわけではなく、結局バス事業所までは車で行く必要があるんだ」と逆に事前に知っていた情報が邪魔して、その男性の車に乗ることになった。

 

空港近くのバス事業所に近づくと、その男性は送迎代金が必要だと言ってきた。細かいお金が無いと(本当になかった)伝えると、近くのATMに連れて行かれた。

 

幸いそのATMが壊れていて、近くに商店などもなかったためお金が用意できないことが分かると、その男性は「じゃ、お金は払わなくてもいいですよ」と言って私をバス事業所で降ろした。

 

一連の流れから心配になってバス事業所の係員に乗客リストに載っているか確認したが、私の名前はリストにあったのでひと安心。

 

バスを待っていると今度は、メールで「空港に来てるけど、あなた今どこに居る?空港の待ち合わせ場所に居る?」とバス運転手からメッセージが届いた。

 

「すでにバス事業所に着いていますよ。どういうこと!?」と返信したら「それはうちのスタッフだと思うから大丈夫」と連絡があり、最終的には無事長距離バスで目的地まで到達できたものの、あれはなんだったんだろう?という出来事だった。

--------------

 

想像するに、私を車で連れていった男性はバスカンパニーの関係者ではあるが、必要がないのに車で事業所まで私を送り、小銭を稼ごうとしたのではないかと。

 

要求された金額はたった400円程度。ベトナムは日本より物価が安いとはいえ大きなお金とは言えない。小銭もらえるチャンスがあればもらっておこうくらいの特に悪いことをしているつもりもない気がする。

---------------

アフターコロナで初めて日本を離れて思ったが、日本にいるとこんなギリギリの感じでだましてくる人に警戒する必要がほとんどない。

 

そのため、私たちは本来自分を守るためのセンサーの感度が悪くなっているはずだ。

 

日常気を付けてセンサーを働かせていないから、センサーがサビついてしまい、とんでもない詐欺にあってしまう、そういったことが日本で起きているのではないかと思う。

 

今回の私の体験くらいの小さいだまされ?を何度か体験しておくと、「なんかおかしい」という野生の感覚が大きな被害から守ってくれる可能性がある。

 

野生の感覚を取り戻さなくては。

 

ちなみに、ベトナムでは中国国境近くの山岳民族の村まで足をのばした。トレッキングのコースで、日本では絶対見ることのできない野生の〇麻が一面に茂っている風景を写真におさめることが出来た。

 

はてなブログで有料記事販売が出来るようになったそうなので、旅行のカンパだと思って気になる人は見てほしい。

 

この続きはcodocで購入