また、産まれたばかりの子供が遺棄される事件が発生した。
この種の事件を起こす女性は、子供が産まれることで「どうしよう」と追い込まれている。追い込まれるからこのような事件になってしまうのだ。
発覚したらどうしよう・・・と発覚する前に赤ちゃんをどうにかしてしまう。
追い込まれる原因は、ひとつではないだろうけれど、今回のこの記事でこんな近所の人の発言があり非常に気になった。
「両親と琴ちゃん、弟の一家4人で生活していたんですが、2年ほど前に琴ちゃんも弟も家を出て行った。弟は勤務先が遠いから家を出たんだけど、琴ちゃんのことはわからなくて……。でも、どこかに就職したという話はないし、家を出る理由なんて、あとは男ができたぐらいしかないでしょ。全然帰省していなかったみたいですよ」(前出・近所の住民)
「どこかに就職したという話はないし、家を出る理由なんて、あとは男ができたぐらいしかないでしょ。全然帰省していなかったみたいですよ」
この部分には、働きもせず家も出ていくふしだらな女性、親孝行もしていないと決めつけた価値観がにじみ出ている。
そんな目で近所から監視される場所に住むのは窮屈だし、その近所の住人たちの価値観に沿わずに家を出たあげく、望まれぬ子どもが出来てしまったとなれば、何を言われるか分からないしパニックになる可能性は十分あるだろう。
他人の家の(特に娘!)の行動を監視しうわさのネタにする行動は、女性を追い詰め、間接的に赤ちゃんの命を奪うことにもつながるのだ。
この近所の住民がその自覚を持ってくれる日がくるとは思わないけれど、その地元から離れた琴ちゃんはそこまでは正解だった。ただ残念な結果になってしまった。
被告は、一人暮らしを続けることは出来ないだろうから、十中八九一旦は実家に戻ることになるだろう。近所の住民がさらに追い詰めて、被告の更生のじゃまにならないか勝手ながら心配している。