裁判傍聴から人生を学ぶココロノトモのブログ

傍聴した裁判から学んだ事、考えた事をまとめています

教科書に載せてほしい草刈健太郎社長元受刑者支援の活動

人はつい、自分が理解できない行動をする人を「あの人は金のためにやっている」と解釈してしまう。

 

先日、SNSで炎上してしまった被告の裁判を傍聴する機会があったのだが、弁護士と被告を支援する会社社長が熱血すぎて、なぜそこまで自己犠牲を伴う支援をしているのか最初は理解できなかった。

 

だが、その後被告を支援する会社社長について調べていたら、彼の想いや活動が想像よりはるかに熱いものだったことが分かり、感動している。

shoku-shin.jp

 

元受刑者の就労支援についての著書も出されている有名人だった。

 

 
 
この社長が人生をかけてまで元受刑者の支援を行っている理由は、20数年前アメリカで妹を殺された悲しい過去があるからだ。
 

 

youtu.be

 

受刑者支援は職場を与えるだけで解決するような簡単な話ではない。
番組内に草刈社長の「一人でも犯罪者が減ったら、被害者もできない」という言葉があったが、何度裏切られても、見捨てない、根本的な解決をされようとしている。
 
犯罪の元をたどると家族・孤独・寂しさにいきつくことは多く、家族がいない受刑者の受け入れ時に「家族になったるわ」とハグするシーンは、涙腺を崩壊させられた。
 
今回傍聴した被告も、元々は親が自分にまともに向き合う感覚を持てず寂しさを感じていていたことが背景としてある。草刈社長のような人が実際に存在することを事前に知っていたとしたらもしかしたら犯罪を犯さない人生もあったかと思う。
 
青少年への教育として草刈社長の受刑者支援活動を紹介すべきだと思った。