裁判は社会の縮図・・・と言えると思う。
当たり前だけれど、自分が知っていることというのは、本当に一部のことだけで、見ている世界は偏りがある。
だから、裁判で自分が思いを馳せたことがなかったこと、全く知らない世界があることを知ることがある。
同性愛についてもそうだ。もちろん、同性愛者がいるのは知っているけれど、どんな世界なのかまではよく知らない。
この間、傍聴で偶然、「ハッテン場」という場所があることを知った。
「一部の男性同性愛者が不特定多数の性交相手を求めて集まり、性行為を行う場所」ということらしい。
何となく海外ではこういう場所があるというのは頭の片隅にあったけれど、名古屋で全国的にも最大級のハッテン場があると知って驚いたし、もっと詳しく知りたいし、知らない世界を知りたい。名古屋のハッテン場、何度も通ったことのある場所だったのにただ見過ごしていた。日常に知らないことがたくさん埋もれていることをあらためて気づいた。
自分が知っている世界はごく一部だし、偏りがあることを自覚して、いろんな世界があることに気付き、興味をひろげていきたい。