裁判傍聴から人生を学ぶココロノトモのブログ

傍聴した裁判から学んだ事、考えた事をまとめています

脅しの最上級(強要の量刑記録)

子供に会えないのは元妻が面会を阻害しているからと一方的に思いこみ、元妻の弟を待ち伏せ。元妻の弟に、エアガンをにぎってカバンに入れ本物の銃と見せかけ、

「俺は腹をくくっている」

と、脅し元妻の自宅まで45分運転させる。

元妻の自宅の前で電話をさせ呼び出すよう強要。

 

過去に元妻の不倫相手を殺し、14年の懲役を終えたが、今回の事件は出所後2年4ケ月経過した頃の犯行。

 

実際に殺人を犯した人間に「腹をくくっている」と1時間近く拳銃をつきつけられる恐怖は、恐怖の中でも最上級だろう。

 

前回の殺人も今回の強要も、執着した相手は同じ元妻。

長い懲役は全く意味がなかったことになる。

 

こういった事例があることを私達は覚えておく必要がある。

 

【罪名】強要

【判決】懲役1年10月(未決勾留20日参入)