裁判傍聴から人生を学ぶココロノトモのブログ

傍聴した裁判から学んだ事、考えた事をまとめています

突然自宅に侵入してきた男と同意のもとで性交渉?

今回傍聴したのはブラジル人被告が自宅アパートに住む別の部屋に鍵があいていたからと侵入し、声を出すなと脅して就寝中の女性を強姦した事件。

 

起訴状読み上げの後、被告は脅迫を否定し、性交渉も同意のもとだったと起訴状の内容を否定。

 

突然自宅に侵入してきた男と同意のもとで性交渉?

 

そんなばかな…

どうして大真面目にこんな釈明をするのか…

 

昨年俳優の高畑裕太が、宿泊先ホテルの従業員に歯ブラシを部屋まで持ってくるように頼み、強姦した事件があったが、その時も「合意のもとと思っていた」と言っていたことを思いだした。強姦事件の被告は同じ思考回路なのか…!?

 

話を元に戻す。

 

被害女性は、玄関の施錠を忘れており、さらに玄関ドアは立て付けが悪いようで鍵を閉めるのを忘れるとドアが開いてしまう状態だったらしい。

 

確かに玄関のドアが開けっぱなしになる状態なのに大家に修理を頼むなど改善を試みない女性にもなぜ?と疑問がわいたが、被告の論理だと、ドアが開いているので部屋に来てほしい=性交渉に誘っているということらしい。

 

 女性が少し胸の開いた服を着ているだけで誘っていると勘違いする男性がいるという話は聞いたことがある。ドアの鍵が開いているだけで誘っていると思われてしまうのなら、女性は生きているだけで誘っているとなりそうだ。

 

女性からしたら、こんな論理は想像の範囲を越えるが、法廷で大真面目にこんな主張をしている被告がいるのが現実。

 

女性の皆さん、近くにいる男性の中には、こんな想定外の論理で日常生活を送っている人がいるかもしれないと、頭の片隅に入れて用心深く過ごしてください。