裁判傍聴から人生を学ぶココロノトモのブログ

傍聴した裁判から学んだ事、考えた事をまとめています

空き缶集めのホームレスに思うこと

空き缶集めのホームレスは、ある程度の規模の都市にはどこにでもいるだろう。

 

空き缶を色々なところから集めて、つぶして、どこかで拾った袋に入れて、自転車に載せて・・・その先は知らないけど多分空き缶を買い取ってくれるところに行くんだろう。

 

空き缶以外にも、何か使えそうなものがあったら、収集し、いつの間にか持ち物はものすごくいっぱいになっている。

 

あれ?

気付いてしまったのだが、ホームレスの人がやっていることって刑法にふれることが沢山ある。

自転車はどう考えても自分で買ったものではないだろうから自転車の窃盗、ゴミは捨ててあるものを拾ったのはまあよいとして、マンションのゴミステーションに入って空き缶を収集すれば不法侵入だし、夜ビルの屋根下で寝ているのも不法侵入だろう。

 

自転車に乗っているアジアや中東系の青年に対して防犯登録の確認や身分の確認をしているのはしょっちゅう見かけるが、ホームレスのじいさんに職質や自転車の確認をしている警察官を見たことがない。

 

窃盗の自転車に乗っている可能性が非常に高いのに、なぜ警察はスルーするのだろう。ホームレスの何かの条件が(住所不定とか?身分がその場で証明できないとか?)警察官自身の実績にならないなどやっても意味がない理由があるのだろうか。

 

もしそうだとしたら、分かっちゃいるけどやっぱり世の中不平等だよなと思う。