cocoronotomoのブログ

傍聴した裁判から学んだ事、考えた事をまとめています

刑務所専門求人誌

傍聴を始めて驚いたことの一つに、被告の雇用先の社長が時々情状証人として証言することがあることだ。

私の肌感覚で正確ではないが、被告の半分以上は無職、拘留中に解雇や退職になってしまったケースを入れると7.8割は無職ではないかと思う。

社長が情状証人をするということは、少なくとも雇用面で社会復帰後の世話をするということだ。
自宅に住まわせて私生活面でも面倒を見ると証言する社長も見たことがある。
社会復帰には経済面での自立が不可欠だが、被告の多くは無職、そして再犯者が
多いことからも、社会復帰がうまく出来ず負のループになっていることは明白だ。

罪を犯してしまった被告の面倒を見るという社長を見て、たまにお人よしすぎるのではないかと思ってしまうこともあるのだが、なかなか普通の人には出来ないことだと頭が下がる思い。

そこで切り捨てるのは簡単だが、もう一度信じてみようという心意気に被告もしっかりと答えてほしいと思う。

再犯を繰り返す被告など、社会復帰の難しさを目の当たりにしているが、先日「Chance!!」という日本初の刑務所専門求人誌が今年創刊されたことを知った。
www.human-comedy.com



日常では、人々が世におこっている事件を見聞きし、懲役何年という罰がどれくらいになったかというところで
マスコミも人々の意識もそこで終わっている。

本当に大事なのはその後の社会復帰。
今回の刑務所専門求人誌の創刊は人材不足の流れもあるだろうが、再犯という負のループが少しでも早く止まるとよいと思う。